2023年9月19日に届いたフィッシングメールです。
フィッシング詐欺とは、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言います。
このフィッシングメールの差出人は「ETC利用照会サービス <resource-xxxxx@ml.etc-meisai.jp>」となっています。(注:XXXXXの部分は受取人のアドレスの@より前の部分)
差出人の名前はETC利用照会サービスとなっていますが、アドレスはresource-xxxxx@ml.etc-meisai.jpとなっています。送信元のアドレスに、自分のアドレスの一部(xxxxx)が入っているなんておかしいです。このため、「ETC」とは無関係な怪しいメールだと推測されます。
このフィッシングメールは、ETCに登録しているが、長期間ログインしていない人に指定日までにログインして情報を更新するようにと警告を促す内容となっています。
ETCにアカウントを持っているけど長く使っていない人は思わずクリックして、IDやパスワードの情報を入力してしまう恐れがあります。
皆様注意しましょう。
これはフィッシングメールです。騙されないように!
特に装飾はないメールです。
ETCからの本物のメールもこのような装飾のないタイプのものです。
本物のメールをよく調べて、偽メールを作成しているように思います。
メールの本文は次の通りです
差出人:ETC利用照会サービス <resource-xxxxx@ml.etc-meisai.jp>
件名:ETC利用照会サービス <that-xxxxx@ml.etc-meisai.jp>
本文:
平素よりETC利用照会サービスをご利用いただき、誠にありがとうございますこのメールは、ETC利用照会サービス(登録型)にご登録されていて、420日間ログインのない方にお送りしています。
お客様のユーザーIDは、解約予定日までにログインいただけないと登録が解約となります。
※ETC利用照会サーピス(登録型)は450日間ログインがない。ユーザーIDの登録が自動的に解約となります。
【ユーザーID】
xxxxx@bbb.com
【解約予定日】
2023年9月23日
解約予定日までに下記のURLから本サービスにログインしていただきますと、ご登録は継続されます。
ログイン後の特別な操作は必要ありません。
※登録が継続された際のお知らせはございません。
※パスワードがわからない場合も下記URLから新パスワードの発行を行えます。
解約予定日までに下記のURLから本サービスにログインしていただきますと、ご登録は継続されます。ログイン後の特別な操作は必要ありません。※登録が継続された際のお知らせはございません。※パスワードがわからない場合も下記URLから新パスワードの発行を行えます。
【ETC利用照会サービス(登録型)ログイン】
https://www2.etc-meisai.jp/etc/R?funccode=1013000000&nextfunc=1013000000
※このURLの有効期間は手続き受付時より48時間です。
なお、登録が自動に解約となりました場合も、
再度登録いただければご利用いただけます。
※このメールは送信専用です。
このアドレスに送信いただいても返信いたしかねますので、あらかじめご了承願います。
※本メールに心当たりがない場合は、速やかに削除お願いいたします。
なお、ご不明な点につきましては、お手数ですが、ETC利用照会サーピス事務局にお問い合わせください。
■ETC利用照会サーピス事務局
年中無休 9:00~18:00
ナピダイヤル 0570-001069
メール内の「https://・・・」からはじまるリンクをクリックすると
「https://・・・」からはじまるリンクをクリックすると下のようなウインドが現れます。
ここにユーザーID、パスワードを入れてしまうと、情報が盗まれてしまいます。
絶対に入力してはいけません。
もしウイルスバスターをPCにインストールしていると
次のような警告画面が出て先ほどのIDとパスワードを入れる画面が出ないようにブロックしてくれます。
Windows セキュリティは Windows に組み込まれており、Windows Defender ウイルス対策というウイルス対策プログラムが含まれています。
パソコンのウイルス対策はWindowsに元々インストールされているWindows Defenderで十分ですが、詐欺サイト対策をしようとすると有料のソフトを使うのがおすすめです。
このメールを詐欺と見抜く方法
差出人が”ETC利用照会サービス”となっているので、正しいものと思ってしまう
差出人が
ETC利用照会サービス <resource-xxxxx@ml.etc-meisai.jp>
となっており、ETCからのメールのように見えてしまいます。
しかし、実際のアドレスはresource-xxxxx@ml.etc-meisai.jpとなっており、差出人のアドレスの中に受取人のアドレスの一部が入っているのは変です。
したがって本物のメールとは思われません。
まとめ
この偽メールは、本物のECTからのメールと同じで特に装飾のないメールです。
普段からETCのメールを受け取っていてETCのメールを見慣れている方は、本物と勘違いしてしまうかもしれません。
お客様番号、カード番号、パスワードなどの情報を入力するホームページのアドレスが正しいかチェックしましょう。
<終わり>