奈良県十津川村には湯泉地温泉(とうせんじおんせん)、十津川温泉、上湯温泉の3か所の温泉地があります。
十津川村は全国で初めて「源泉かけ流し宣言」をした村です。
村の温泉施設すべてが、お湯を循環をさせず、再利用せず、沸さず、塩素消毒せず、薄めず、源泉の湯をかけ流しています。
これは、豊富な湯量だからできる、とても贅沢な温泉です。
湯泉地温泉には7軒の旅館があります。
宿泊せずに温泉だけ入りたい方のために、湯泉地温泉には泉湯と滝の湯の2つの公衆浴場があります。
今回は日帰り温泉の泉湯を訪問しました。レポートします。
湯泉地温泉 泉湯に入りました (訪問日 2019年3月)
奈良県十津川村の湯泉地温泉 泉湯に行ってきました。「湯泉地温泉」は「とうせんじおんせん」と読みます。
入浴料は大人400円、子供200円です。入浴時間は10時から21時です。定休日は火曜日です。
建物の中は下の写真のような感じです。入浴券を買って入ります。中は広くありません。トイレの前にJAFカードの提示について書いてありますが、2019年4月1日からJAFカードによる割引はなくなりました。
今回は普通の入浴券ではなく下の写真のような三湯めぐりストラップを購入しました。
三湯めぐりストラップは1000円です。券が3枚付いていて十津川村内の次の4つの公衆浴場の中から3つ選んで入ることができます。有効期限は6か月です。
泉湯 [湯泉地温泉]
滝の湯 [湯泉地温泉]
星の湯 [十津川温泉]
庵の湯 [十津川温泉]
泉湯は2つの泉源の混合です。泉質はアルカリ性単純硫黄泉です。湯の温度は52.7℃です。源泉かけ流しで殺菌処理はされていません。
浴槽は内湯1、露天風呂1です。浴槽はそんなに大きくありません。ゆったり入れるのは各浴槽とも3人程度です。
湯は硫黄泉の通り硫黄のにおいがします。湯の温度は大変熱いです。長湯できません。湯の温度が熱いのは源泉の温度が高いからです。加温している温泉が多い中、ここの温泉は加温も殺菌処理もされていない、自然のままの湯を楽しむことができます。
温泉評価は最高点です。
十津川村は大阪や奈良市からはとても遠いです。でもこの温泉は何時間かけても行く価値ありです。
十津川村 湯泉地温泉の泉湯へのアクセスと駐車場
場所:
国道168号線を北からくると十津川村役場の少し手前で左に曲がります。湯泉地温泉の看板が出ています。信号はありません。近くまで来たら注意して曲がるところを見つけて下さい。
泉湯のすぐ横に駐車場はありますが2台しか止めることができません。止められないときは、郵便局の角を左折して河原に降りて行ったところにある駐車場に止めます。
駐車場への行き方は下の案内板を見て下さい。
下の写真は駐車場である河原へ降りていく道と駐車場です。駐車場へ降りていく道はかなり荒れています。地上高の低い車は底をこすらないように注意が必要です。
大阪方面から168号線を通って湯泉地温泉に行くときは、途中にある谷瀬の吊り橋も訪れてみて下さい。
<終わり>