県道81号名張曽爾線で三重県名張市から奈良県曽爾村へ
三重県名張市の香落渓(かおちだに、こおちだに)を通って奈良県曽爾村(そにむら)のお亀の湯に行ってきました。香落渓は青蓮寺川に沿って垂直にそそり立った岩肌が続いています。深い谷から眺める高い岩肌の眺めは壮大です。春はつつじやヤマブキが咲き、秋は紅葉が美しいです。曽爾村はススキの名所の曽爾高原で有名です。曽爾高原一帯は室生赤目青山国定公園に指定されています。そんな曽爾村にある美人の湯として有名なお亀の湯に行ってきました。
奈良県曽爾村は奈良県の東の端に位置する村です。曽爾村に入るルートはいくつかありますが今回は県道81号名張曽爾線で三重県名張市の香落渓を通って行きました。香落渓は青蓮寺ダム湖から名張川の支流である青蓮寺川に沿って曽爾村まで続く渓谷です。渓谷に沿って走る道路は三重県道・奈良県道81号名張曽爾線です。この道は数か所狭いところがあるので通行は少し注意が必要です。
香落渓は切り立った岩山が連なる壮大な景色
青蓮寺ダム湖にさしかかると湖のそばの山の上に青蓮寺レークホテルが見えます。とても見晴らしがよさそうです。一度泊まってみたいですね。
そのまま川沿いに走ると深い渓谷に入っていきます。道のすぐそばには高い岩山がそそり立っています。
しばらく行くと天摩嶺(てんまれい)が見えてきます。尖った特徴の岩山です。
天摩嶺の近くに安山岩の柱状節理が見られます。柱状節理とは岩体に入った柱状の割れ目のことをいいます。マグマが冷却固結する際、収縮して生じます。柱状節理は通常、玄武岩でよく見られますが、香落渓は全国的にも珍しい安山岩の柱状節理が見られる渓谷です。
さらに進んで曽爾村まで来ると小太郎岩が見えてきます。
もう少し行くと鎧岳(標高894m)が見えてきます。あたかも天に届く鎧を着たような雄々しい岩山であることから名付けられています。この日は天気が良かったので、鎧岳がよく見えました。
曽爾村ファームガーデンで土産物を買おう
目的地であるお亀の湯は曽爾高原ファームガーデンの隣にあります。曽爾高原ファームガーデンは曽爾高原の近くにあります。
曽爾高原ファームガーデンはレストランやお土産物屋、体験施設などがあります。駐車場は無料です。
曽爾高原お米の館ではお米のパンの販売もされています。お米の館の営業時間は他の施設に比べて営業時間が短いので早めに行かれることをお勧めします。営業時間:10:30~15:30(売切れ次第終了)
地ビール、地酒、野菜、米、お菓子などが売ってます
すすきの館ではお土産物が売っています。曽爾村でとれた米、野菜、地ビールなどを売っています。
お土産物屋さんで山芋まんじゅうを買いました。
かなり大きいです。重さが170gありました。中にはあんこが詰まっています。あんこの量は多いですがそんなに甘くありません。上品な甘さといった感じです。
お亀の湯は美人の湯 有名人もたくさん来てます!
お亀の湯は曽爾高原ファームガーデンの駐車場から下の写真のような階段で登っていきます。上ったところのお亀の湯のすぐそばにも駐車場はあります。ただし駐車できる台数は少ないです。
階段を上ったところにあるお亀の湯の入り口はこんな感じです。
お亀の湯の成分表です。泉質はナトリウムー炭酸水素塩温泉で重曹成分が多く含まれています。
お亀の湯は日帰り天然温泉ランキングで毎年高評価を得ています。そのためか、お亀の湯は有名な方が多く訪れているようです。入り口を入ったところにサインが飾ってあります。さだまさしさん、ハリセンボンさん、勝俣州和さん、ウド鈴木さんなどが訪問されたようです。
浴室は内風呂が2つ、露天風呂が1つありました。内風呂の1つは源泉かけ流し風呂、もう一つはろ過循環の風呂でした。
湯に入るとこれまで経験したことがないほど肌がぬるぬるしました。
訪問した日はとても寒い日でしたので、内風呂を出てすぐのところにある露天風呂に行くのも寒かったのですが、湯に浸かるととても暖かく、湯から出ている頭は冷やされて、とても気持ちよく長風呂することができました。
露天風呂からは屏風岩、兜岳、鎧岳の眺望を楽しむことができます。
機会があったら是非訪問してください。
お亀の湯情報 (2023年8月調べ)
4月1日~11月30日
朝11時→21時【最終受付20時】
12月1日~3月31日
朝11時→20時30分【最終受付19時30分】
定休日 毎週水曜日(祝日は営業、翌日休業)、年末年始
料金
大人(中学生以上) 800円
子供(3歳~小学生) 450円
タオルの販売やバスタオルの貸し出しもありますので、準備なしでも入浴できます。
フェイスタオル 200円
バスタオルの貸出 110円
<終わり>