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車のフロントガラス窓が曇るのはエアコンの故障が原因かもしれません

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車を運転していてフロントガラスが曇って困ったことはありませんか?

雨が降った日など、湿度が高い日は特に曇ることが多いのではないでしょうか?

特に梅雨の時期は注意が必要です。

車のエアコンは季節に関わらず常にオンしておくのが原則です。エアコンはクーラーとしての役割だけでなく除湿もしています。

エアコンをオンしておけば、よほど急に湿度が高くならない限り窓が曇ることはありません。

曇りの原因はガラスの室内側の結露です。結露は空気中の水分がフロントガラスで冷やされて水になることです。

エアコンをオンしていても車のフロントガラス窓が曇ってしまうのであれば、エアコンが故障しているかもしれません。

結露の原因はいろいろ考えられますが、結露が発生するときはエアコンの故障を疑ってみましょう。

残念ながら、もしエアコンが故障して構成部品を新品にすると約20万円かかります。

私の車はエアコンの機能が低下して、結露が頻繁に発生するようになり、ついにエアコンが全く機能しなくなったため全交換しました。

なぜ結露が発生するの

走行中に急にフロントガラスが曇るのは

1.外気温が突然下がる

2.フロントガラスが冷たくなる

3.暖かい車内の空気がフロントガラスで冷やされる

ためです。

フロントガラスの結露の解消方法は?

フロントガラスが曇ったら、エアコンの操作パネルで「窓に下から矢印が出ているボタン」(「デフロスター」と言います)を押して曇りを解消する方法があります。

デフロスターはフロントガラスにエアコンの風を集中させるボタンです。すごい勢いで風が当たって曇りが下から少しずつ取れていきます。

また、このデフロスターは冬にフロントガラスが凍ったとき、暖かい風を当てて氷を解かすのにも使います。

また曇りを解消するために窓を開けて外気を入れて車内と外の空気の温度を同じにする方法もあります。

車のフロントガラスの結露はエアコンの故障が原因

ところで曇りが頻繁に発生するのはエアコンの故障が原因かもしれません。

オートエアコン装着車では1年中エアコンをオンにした状態だと思います。設定温度より車内の温度が高くなると自動的にクーラーになり、設定温度よりも低いときは暖房が入ります。

クーラーには除湿機能が付いています。吹き出す空気は乾燥した空気です。

本来ならデフロスターにしなくても普通の状態で乾燥した空気がフロントガラスに当たっています。

乾燥した空気が当たっていると水滴の塊である結露は発生しません。

乾燥した空気の水除去能力はとても高いです。

結露が発生するということはクーラーの除湿機能が故障している可能性があります。

クーラーは消耗品です。寿命は7年程といわれています。寿命が来る前に不調をきたすこともよくあります。

初年度登録から年数がたっている車は注意が必要です。

エンジンルームからこすれるような音が聞こえていませんか。

液体が気化するとき、熱を奪う性質があります。車のエアコンはこの原理を利用しています。気体を液体にするためにコンプレッサーという装置が付いています。コンプレッサーは気体を圧縮して液体にしています。

コンプレッサーを動かす動力はエンジンから取っています。夏にエアコンをつけると燃費が悪くなるのはコンプレッサーを動かすのに力が必要なためです。

コンプレッサーの異音の原因としてはベルトが劣化している場合もありますし、コンプレッサーがだめになっている場合もあります。

エアコンの修理代はいくらぐらい?

意外かもしれませんが、エアコンの修理は車のディーラーではできません。

ディーラーにエアコンの修理を依頼すると、電装屋と呼ばれる車の電気系統の修理を専門にしている工場に送られます。

インターネットで検索すると電装屋らしい業者が見つかります。

ディーラーを通して修理に出すと、ディーラーが手数料を取るので損です。

でも自分でいい電装屋を見つけるのは難しいかもしれません。めったにお世話になるところではないので、修理のためにいい業者を探すのは困難です。自分で探せる自信がないときは、少々高くなっても素直にディーラーにお願いするのもありです。

ディーラーを通して修理をいらいすれば、何かあったときは保証もしてもらえるでしょう。

私は最近、車のエアコン修理をしました。エアコン構成部品のコンプレッサ、エバポレータ、コンデンサ、エキスパンションバルブの完全入れ替えです。

修理代は何と20万6千円でした。 

エアコンに限らず、車の部品で寿命が短いのは電気系の部品です。例えばパワーウインドウのモーターも壊れやすいです。

エアコンを交換してからはフロントガラスの曇りが発生しなくなりました。

もちろんエアコンもよくききます。

20万円払うぐらいなら中古車買った方がいいんじゃないのといわれるかもしれませんが、中古車は電気系パーツの消耗具合が気になりますよね。

せっかく中古車を買ってもすぐに電気系が壊れる、またはエアコンの機能が低下しているかもしれません。

車は整備しながらいいコンディションで乗るのがいいと思っています。

<終わり>