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車のエンジンオイルは走行距離に応じて減っていく 耐久性の高い化学合成油は注意が必要

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車に乗っている方は必ずやっていると思うエンジンオイル交換の話です。

皆さんはどんなタイミングでオイル交換をしますか。

交換タイミングでよくあるのが、車検や定期点検の時かなと思います。

エンジンオイルにこだわりがある方はオートバックスなどのカー用品店でこだわりオイルを見つけて交換される方がいると思います。

エンジンオイルは作り方によって「鉱物油」、「部分合成油」、「化学合成油」の3種類があります。

①「鉱物油」は原油からつくられたもので、安価ですが耐熱性に劣り、酸化されて劣化が早いのが特徴です。

②「部分合成油」は鉱物油と、化学合成で人工的に作られた「化学合成油」の混合物です。化学合成油は鉱物油の欠点を補うために混ぜてあります。部分合成油では、化学合成油の割合は20%以上と決められています。

③「化学合成油」はその名の通り100%化学合成した油でできています。エンジンオイルに求められる高純度の化学物質のため性能は最も高いです。性能は高いですが値段は最も高くなります。

メーカーや商品によって異なりますが交換頻度は、例として鉱物油なら3000km、部分合成油なら3000km~5000km、化学合成油なら5000km以上となっています。

確かに「化学合成油」は酸化に強く劣化が起こりにくいため、1万kmまで交換不要としている商品があります。確かに高性能オイルは長距離使っても劣化しないのは確かだと思います。

ここで注意が必要なのですが、エンジンオイルは走行距離に応じてどんどん減っていくという点です。エンジンに入っているエンジンオイルの量を測るためにレベルゲージがついています。

オイルの交換時はレベルゲージの上限近くまで入れていても、オイルは徐々に減っていきます。これはエンジンの燃焼室に吸い込まれて燃えてしまうためで、故障ではありません。

5000km以上無交換をうたっている商品でも5000km走行したらオイルの量はチェックしましょう。

オイルの減りは、総走行距離が長い車や、スポーツカーが早いといわれています。

長く走った車では、ピストンが削れてシリンダーとの隙間が徐々に大きくなるため、燃焼室に揮発していくオイルが多いため、減るスピードが速くなります。

私もオイルの減りに気付かずに無点検で1万kmほど走ってエンジンを壊しそうになりました。レベルゲージの下限よりもずっとオイルが減っていました。たまたま点検で気が付いたからよかったです。

車のエンジオイルは商品の保証距離数にかかわらず、少なくとも5000kmごとに量が下限以下になっていないかをチェックしよう。

<終わり>