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奈良県の酷道309号の旧行者還林道区間の走行レポート

国道309号から見えるナメゴ谷
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奈良県の酷道のレポートです。「酷道」とは通るのが非常に困難な国道の俗称です。

奈良県は酷道と呼ばれる道路がいくつかあります。今回はその中で国道309号の走行レポートをしたいと思います。

国道309号は三重県熊野市と大阪府大阪市を結ぶ国道です。昔は酷道区間が何か所もありましたが今ではほとんどの区間が整備されて問題なく通過できます。

国道309号の難所は旧行者還林道区間

今でも難所なのは地図に示した天川村役場と国道169号線を結ぶ区間です。私が持っている1995年(株)国際地学協会発行のMAPLUS 車の旅 関西という地図を見ると昔は途中の川迫ダムと169号線の間は国道ではなく行者還林道とよばれていたことがわかります。Wikipediaによると2002年に国道309号に編入されたそうです。

この辺りは冬は雪が降りますので、この道路は12月~4月初め頃の冬期は通行止めとなります。また工事によって通行可能な時間帯が規制されていることもあります。通る場合は通行可能かどうか調べてから行く必要があります。

天川村から国道169号へ向けて走行開始

今回は天川村役場から国道169号の方へ行きました。天川村役場から国道169号の交差点辺りまでYahooカーナビでルート検索すると今回通ったルートではなく国道309号を北上し大淀町まで戻ってから169号を南下するルートが指定されます。

今回通った道は通るなということでしょう。でもあえて挑戦してみました。

 

天川村を出発すると川沿いに走ります。全行程の半分ほどは川沿いです。下の写真はみたらい渓谷付近の川の様子です。写真は天川村の方を向いて撮影しています。川の中には大きな岩がごろごろしています。

国道309号沿いの川 みたらい渓谷付近

途中の道はとても狭い!

道路の様子は下の写真のような感じです。車一台が通れる広さです。ところどころに待避場があります。対向車が来たとき待避場を利用してすれ違いします。待避場を確認しながら運転する必要があります。対向車が来たとき待避場までバックで戻らなければならないかもしれません。その場合に備えてどこまで戻る必要があるか覚えておく必要があります。

私が走行したのは2018年11月の平日でした。対向車は3台程度でした。対向車とすれ違った場所は幸いにも比較的広めの場所だったのでバックする必要はありませんでした。

下の写真は右側が川、左側が山の斜面です。この写真の山の斜面は非常に穏やかな場所です。このような斜面ではなく岩の壁になっているところも多くありました。ほとんどは落石防止のために金属の丈夫なネットが張ってありました。

 

国道309号の道

途中にトイレがあって休憩できる

途中には下のようなトイレがあります。建物の左側に蛇口がありますが「凍結防止のため水を止めないでください!」と書いてあります。

 

国道309号のトイレ

ナメゴ谷は山にきれいな線の模様が見られる

下の写真は行者還トンネルを抜けて少し行ったところの風景です。道路からはこのような山々が見えます。道はとても険しいけれどこんな雄大な風景を見ることができます。写真中央奥に見えているのはナメゴ谷だと思われます。

ナメゴ谷の山肌は常緑の針葉樹が生え、尾根筋だけに広葉樹が植生しています。ですので秋には紅葉した樹木が尾根を登っていくような光景となります。

 

国道309号から見えるナメゴ谷

 

国道169号線が近くなると下の写真のような標識が現れます。あと5kmとなっていますがここからもかなり遠かったです。

国道309号の標識

途中に休憩や景色を見ながらで通過に要した時間は1時間20分程度でした。道が厳しいのでもっと長く走っていたように感じます。

携帯電話はつながる場所が少ないです。通るときは十分な注意が必要です。

<終わり>

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