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谷瀬の吊り橋の見どころ紹介 周辺を詳しく説明します 

谷瀬の吊り橋の看板
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紀伊半島の中部、南部は高い山が連なる地域です。山間には谷があって川が流れています。

その谷を人が行き来するために必要なのが吊り橋です。

奈良県南部に位置する十津川村は日本一吊り橋が多いといわれています

十津川村には、大小さまざまな吊り橋が60基以上もあります。

平成20年には、8月4日が「吊り橋の日」として登録されました。

十津川村に多数ある吊り橋の中で最も有名なのが谷瀬の吊り橋です。谷瀬の吊り橋は十津川村の中で最も観光客が多い場所です。

谷瀬の吊り橋とその周辺の紹介をします。

 

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谷瀬の吊り橋とは

奈良県吉野郡十津川村に架かる谷瀬の吊り橋は日本有数の長さを誇る鉄線の吊り橋です。

上野地と谷瀬を結んでいます。長さは297.7メートル、高さは54メートルです。

吊り橋の下には十津川(熊野川)が流れています。

谷瀬の吊り橋はもともとは生活用の吊り橋として架けられました。架けられたのは昭和29年(1954年)の戦後の復興期でした。それまでは川に丸木橋をかけていましたが、洪水のたびに流されていました。

そこで谷瀬集落の人々が当時としては大金の1戸当たり20~30万円という大金を出し合い、800万円かけて吊り橋をかけました。

橋の入り口には下の写真のような看板があります。看板の形は十津川村の形を表しているのでしょうか?

谷瀬の吊り橋の説明谷瀬の吊り橋の看板

 

谷瀬の吊り橋への行き方

そんな有名な吊り橋への行き方ですが、一番は車がおすすめです。この付近は電車は通っていませんので谷瀬の吊り橋へ行くための最寄駅はありません。

車で行く場合、大阪、京都、奈良市方面からは国道168号線をひたすら南下します。

京奈和道路の五條ICからはおおよそ1時間です。五條ICから谷瀬の吊り橋までの道は休日でも渋滞するような道ではありません。

深い山の中を通って行きます。何か所か通りにくいところがあるので注意が必要です。


谷瀬の吊り橋の近くには村営の駐車場があります。

駐車料金は2時間で500円です。駐車場の方へ入って行くと入口に係の人がいて、500円渡します。

谷瀬の吊り橋駐車場入り口谷瀬の吊り橋駐車場入り口

 

また、時間はかかりますがバスで行くこともできます。谷瀬の吊り橋は日本一長い路線バスの通り道でもあります。

この路線バスは、奈良交通が運行する八木新宮特急です。近鉄大和八木駅から3時間15分です。

のんびりバスの旅もいいかもしれません。特定の区間で何度も乗り降りできる、旅行に最適なお得なチケットも販売されています。

見どころ1 谷瀬の吊り橋を渡ってみた

駐車場から谷瀬の吊り橋まではすぐです。

谷瀬の吊り橋を渡ってみました。吊り橋の通行料は無料です。

下の写真は吊り橋の入り口です。300メートル近くあるのでとても長いです。一度に20人以上わたるなと書いてあります。

でもとても長いので何人橋の上にいるかよくわかりません。

また、橋の上は禁煙です。人が渡るところは木の板です。木の板が燃えないように禁煙にしてあるんだと思います。

渡り始めは特に勇気がいります。大変怖いです。渡ろうかどうしようか迷っている方もいました。

谷瀬の吊り橋の入口谷瀬の吊り橋の入口

 

渡っている途中の写真です。ここからもまだ先が遠いです。

吊り橋を見るポイントは長さと高さです。それ以外に踏板も見ましょう。谷瀬の吊り橋は長い板が縦方向に置いてあります。板と板は針金でつないであります。

手作り感があってこれがまた恐怖感をあおります。

谷瀬の吊り橋途中谷瀬の吊り橋途中

 

下の写真は吊り橋から下を見たところです。写真ではわかりにくですがとても高いです。

この日はとても風が強い日でした。入り口から橋を見ると、風で上下に波打っているのが見えました。風が吹くと橋が動くのでほんとに怖いです。

橋を渡っていると飛ばされそうな感じになりました。ここは谷になっているので風が強く吹き抜ける場所なのかもしれません。

 

谷瀬の吊り橋から見た下谷瀬の吊り橋から見た下

 

吊り橋を渡ったところにある谷瀬地区にはゆっくり散歩道という散策コースがあるよ

下の写真は吊り橋を渡ったところにある「ゆっくり散歩道」の案内板です。谷瀬に散歩道が設定されていて散策できるようにコースが設定してあります。

ゆっくり散歩道案内板ゆっくり散歩道案内板

 

見どころ2 黒木御所跡

谷瀬の吊り橋を渡ったところに道路があります。右に曲がってしばらく 行くと黒木御所跡があります。

黒木御所は後醍醐天皇の第3王子、大塔宮護良親王が十津川に逃げ出したとき、豪族竹原八郎が仮宮殿を建ててかくまった御所です。「黒木」は「白木」に対して「粗末な」とか「仮の」という意味が込められているそうです。

明治22年の大水害で、宮跡や竹原八郎の五輪塔などを失いました。

黒木御所跡案内板黒木御所跡案内板

 

 

黒木御所跡黒木御所跡

 

見どころ3 日本一の展望台

谷瀬の吊り橋を渡って左に行くと展望台に行くことができます。展望台は森山神社の先にあります。

しかし、吊り橋から1.6km先にあるのでとても遠いです。展望台に到達する直前は急な階段か山道を登っていく必要があるのでかなり体力に自信のある方でないと行くのが難しいです。

今回、展望台まで行ってみました。吊り橋を渡って左に曲がり、「ゆっくり散歩道」を行くと、なだらかな上り坂が続いています。展望台までのコースの大半はなだらかな上り坂です。

下の写真は展望台へ登っていく山道の入り口にある案内板です。ここからは2つコースがあって森山神社に行く227段の石段を登っていくか、比較的なだらかな山道を登っていくかのどちらかです。どちらのコースを通ても森山神社に行きます。

ゆっくり散歩道神社登り口の案内板ゆっくり散歩道神社登り口の案内板

 

今回は回り道の方から行ってみました。回り道といってもこれまで民家の間を通って来たなだらかな登り道とは異なり、急な坂道になります。下が回り道の写真です。

展望台への回り道コース展望台への回り道コース

 

下の写真は森山神社を過ぎて少し行ったところの道の様子です。展望台へはここから5分となっていました。展望台へは最後はハイキングコースのようなところを通ります。

靴は運動靴のようなものでないと厳しいです。

森山神社を過ぎたあたり森山神社を過ぎたあたり

 

ようやく展望台に着きました。展望台には座って眺められるように簡単な椅子があります。

展望台展望台

 

下の写真は展望台から見た風景です。吊り橋が下の方に見えます。ここの場所が吊り橋からいかに遠くて高い場所にあるのかが分かります。

ここまで来るのは大変でした。案内板には「願いがかなう森山神社」と書いてありました。

興味のある方は頑張って展望台まで来てください。とてもいい眺めです。願いが叶ったら最高です。

展望台から見た風景展望台から見た風景

 

つり橋を渡ったところにある谷瀬地区へは車でも行ける

谷瀬地区へは車で行くこともできます。

吊り橋の割と近くに車が通ることができる橋が架かっています。ただし道幅は狭く1台しか通ることができません。

対向車が橋を通っていればその車が渡り終わるまで入り口で待っていなければなりません。

以前は吊り橋しかなかったのでしょうが今は車が通れる道ができています。おそらく住民の方は主にこういう道路を使われているのではないでしょうか。

車が通れる谷瀬橋車が通れる谷瀬橋 (谷瀬側から見た写真)

 

谷瀬の吊り橋に来たら、もう少し足を延ばして同じ十津川村内にある温泉にも行ってみましょう。

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<終わり>