奈良県十津川村の瀞峡に架かる山彦橋という吊り橋に行ってきました(2019年12月訪問)。
瀞峡(どろきょう)は吉野熊野国立公園内の奈良県・三重県・和歌山県にまたがる国特別名勝です。深い渓谷と流れるきれいな緑色の川がとても印象的です。
瀞峡には断崖の上に瀞ホテルが立っています。ホテルとは言うものの現在は宿泊施設としての営業はしていません。
100年以上前の大正6年に、材木を筏に組んで運ぶ筏師の宿「あづまや」として開業しました。後に「招仙閣」、昭和初期に現在の「瀞ホテル」という名前になりました。2013年から食堂、喫茶として営業しています。
奈良県吉野郡十津川村の瀞峡に架かる吊り橋「山彦橋」
景勝地である瀞峡に山彦橋という吊り橋が架かっています。十津川村で有名な谷瀬の吊り橋よりもずっと短いですが、良い景色の中にあり、瀞峡とよくマッチしています。
山彦橋は三県境にあります。三県とは奈良県、三重県、和歌山県です。
この場所は三つの県を見渡せる場所です。
下の写真で現在位置と書いてある少し左に山彦橋が架かっています。山彦橋は奈良県と三重県の間に架かる吊り橋です。
山彦橋への行き方
私が初めて訪問した時、吊り橋の近くまでたどり着けましたが、そこからどのように行ったらいいかわからず、しばらくうろうろしてしまいました。
これから訪問する方のために、詳しい行き方を紹介します。
山彦橋へは車でのアクセスが便利です。車で行く場合は、大きな無料の駐車場に止めることができます。地図の目印は瀞郵便局や瀞ホテルです。
また、本数は少ないですが十津川村役場などから十津川村村営バスで行くこともできます。停留所は「瀞八丁」です。
十津川村→瀞八丁間は1時間6分かかります。同じ村内なのにとても時間がかかります。
瀞八丁は十津川村の南東端に位置します。
駐車場を出て瀞峡の方へ歩いていきます。
突き当りには十津川村村営バスのバス停があります。
駐在所の横に瀞ホテルへ行く階段がありますのでそこを降りていきます。
瀞ホテルの前まで降りてきました。
瀞ホテルの横を通り過ぎて小道を歩いていきます。
以下に山彦橋までの道を順に掲載します。
右側の下っていく道は遊覧船乗り場への道です。
山彦橋へは平らな方の道を行きます。
途中からは川側には柵がなくなります。山彦橋まで川側は深い崖になっています。道幅は人が十分に歩ける広さですが落ちないように注意が必要です。
ここまで来ると山彦橋が見えてきました。
山彦橋のすぐ近くに民家があります。
最後の階段を登ったら山彦橋に到着です。
山彦橋に到着しました。約5分で到着です。
山彦橋の主塔です。コンクリートでできています。
山彦橋のアンカー部分の構造です。
山彦橋の入り口に架設した業者の名前が入っています。
小規模つり橋指針(1984)2015年3月 十津川村
制作架設 光和・岡田特定建設工事共同企業体
と書いてあります。
2015年に架け直されてのでしょうか。橋自体は新しそうに見えます。
山彦橋を渡ったところからハイキングコースになっていて木津呂へ行くことができます。
近畿自然歩道の案内板がありました。左側に書いてある地図は下が南側です。
木津呂へ通ずる車が通れる道まで2.2kmです。
アクセス
山彦橋へは国道169号線を通って行くことができます。
山彦橋の東側は道幅が狭いので通行には注意が必要です。
西側の熊野本宮大社側からの道路状況は非常にいいです。
<終わり>